近年、ネオクラシックカー市場の盛り上がりにより、メルセデス・ベンツ 500Eの価格は大きく上昇しています。
500Eは単なるW124の上位グレードではなく、ポルシェと共同開発された特別なモデルです。
その希少性ゆえに、500E仕様にカスタムされた個体やエンブレムだけ変更された車両、曖昧な説明で販売されている個体も存在します。
購入後に後悔しないためにも、「本物のポルシェラインの500Eかどうか」を見抜く知識は必須です。
そもそもポルシェラインとは?

500Eは当時のポルシェの工場で生産工程の一部が行われました。
通常のW124とは異なり、ボディのワイド化加工され、足回りの専用セッティングや組み立て工程の一部などが特別ラインで行われています。
つまり外見だけでなく、構造自体が別物なのです。
見分けるための具体的チェックポイント
① フロントフェンダーのワイド形状
最大の特徴は「自然な鉄板ワイド化」。
- 明らかに膨らんだ前後フェンダー
- 後付け感のない一体成型のような仕上がり
後付けオーバーフェンダーとは質感が異なります。
② サイドパネルの違い
500Eはフロントだけでなく、サイドの下部パネルも専用形状です。
通常のW124と並べると厚みが違います。
③ エンジン型式「M119」を確認
ボンネットを開けて確認すべきポイント。
- 5.0L V8エンジン
- エンジン型式:M119
車検証・エンジン刻印を必ず照合しましょう。

外装は変更できますが、エンジンまでは簡単に換装できません。
④ ブレーキサイズ
500Eは大型ブレーキを装着。
- 明らかに大径ローター
- フロント4ポットキャリパー
ホイールの隙間からでも確認可能です。
⑤ VIN(車台番号)チェック
最も確実な方法です。
VINからグレードを特定できます。正規ディーラーや専門店で照会可能です。
ネット上で公開されているデータベースもあるので、そちらで検索するのも一つの手です。
購入前に必ず確認しましょう。
⑥ 内装だけで判断しない
- 260km/hメーター
- 専用シート
- ウッドパネル
これらは移植可能です。
内装だけで「本物」と判断するのは危険です。
E500との違いは?

後期型は名称が「E500」に変更されます。
基本構造は同じですが、年式や細かな装備差、市場評価が異なります。
どちらもポルシェラインですが、相場は前期500Eの方がやや高め傾向です。
購入前にやるべき3つのこと
- 型式とエンジン確認
- VIN照会
- 専門店での下回りチェック
可能であれば、W124専門店での購入が最も安全で確実です。
まとめ
ポルシェラインの500Eを見分けるには、
- ワイドフェンダー形状
- 専用ブレーキ
- M119エンジン確認
- VINチェック
が重要です。
価格が高騰している今だからこそ、見た目や説明文だけで判断せず、必ず確認を行いましょう。


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